書店員のすヽめ 〜本屋のひとりごと〜

本の事や書店で働いてる時に感じた独り言、妄想を延々と語っていくブログです。個人の主観なので苦情は受け付けません。

『図書館の大魔術師』『それでも歩は寄せてくる』簡単なあらすじ・レビュー|書店員の独り言

 

ごきげんよう〜♫かんたーです♫

 

些細なことでイライラしている今日この頃ですが、そう言う時の安定剤は美味しい食事と読書に限ります!

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今日ご紹介したい作品はコチラ〜。

 

『図書館の大魔術師』

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「風のカフナ」が原作です。原作を読んだことのない若輩者ですがお付き合いください。

簡単なあらすじ

本が好きで好きでしょうがない少年シオ。しかしシオは容姿が人とは違くさらに貧しい家庭環境で図書館を使用させてもらえなかった。

そんな中、1冊の本を求めて中央の図書館から司書(カフナ)がシオの村へ来ることに。そんなシオは司書を見て信じていました。「自分を迎えに来てくれる主人公が現れると。」

1巻のラストにシオは司書に言った。

「いつかぼくの前に主人公は現れますか…!?」

司書は言った。

「主人公は現れたりしない…。中略。シオ!!主人公は君だ!己の力で物語を動かし世界を変えろ!!いずれまた会おう!さらばだ!」

7年後…図書館を使えるようになったシオは殆どの本を読み尽くし旅に出る。

憧れの中央図書館の司書になるために。

これは本の力で世界を繋ぐ物語。

 

簡単な感想

思っている以上に文字数多め。読みやすくはないマンガです。逆に小説ファンには読み応えがあるのでは思う作品です。

私個人は文字数少なめで読みやすくゆるい感じのイラストのマンガが好きなので読み始めはやはり抵抗がありました。

説明文は細部まで読まずにストーリーをメインに読むことに徹してみました。そうすると物語がすごく入ってきてグッとくるセリフや場面も多くなり1巻を読み終える頃には早く続きが読みた!

お気に入りのセリフは司書がシオに向けて言った言葉。

「勇者は勇者のように振る舞うから勇者になり

 物語の主人公は主人公のように振る舞うから主人公でいられる

 振る舞いとは思考から始まる

 思考は次に言葉に変わり

 言葉は行動に 行動は習慣に 習慣は性格に

 性格はやがて運命に変わる」

滲みましたね〜〜!!

在り来たりな言葉でしょうが実際に自分で買って読んでみるとこういったセリフの1つ1つが響くものです!

作品の良さを十二分に説明できていない自分にもどかしさを感じていますけどね。

『次に来るマンガ大賞コミックス部門』にもノミネートされています。そしてまだ2巻までしか発売されていないので読み始めるには絶好のタイミング!!オススメです!

 

そしてもう1冊。

『それでも歩は寄せてくる』

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大人気コミックからかい上手の高木さんの作者である山本崇一郎先生新作!!

Twitter等でもUPされているので気になった方は一度ご覧ください。

簡単なあらすじ

将棋部の部長八乙女うるし。将棋が楽しくて楽しくて毎日がしょうがなかった。

部員で後輩の田中歩単純に部長のことが好きすぎる。

田中は部長に将棋で勝つことができたらその時に告白しようと決断しているが全然勝てない。

部長もそんな田中が自分に気があるのを確認しようとしても田中は認めない。

このなんとも言えないやりとりが見どころの作品です。

 

簡単な感想

読みやすい。ただ正直、期待していたのとは違う感じだった。田中の心の声が漏れすぎているのが残念な部分でもありました。

それでもこの作品がもしもアニメ化されたら見る?と聞かれれば絶対に見る!!

私が「からかい上手の高木さん」を読み終えた時も原作も面白いけどアニメ化の方がより作品の良さを感じると思っていました。それでも物語の続きが読みたくて良い意味で結果、原作も買うのスパイラル。

『それでも歩は寄せてくる』もまだ1巻が先日発売されたばかりですし、これからがさらに楽しみな作品です。

 

最後に

同じマンガでも全く違うジャンルですが、この振り幅の違いを少ない時間で読み終える事ができるのがマンガ』最大の魅力。

この魅力をできるだけ長く発信できればいいな〜と思うのです。

それは書店員だから?正直、わかりません。

わからないけど…

アイドルの推しのような感覚です。

推したい漫画家さん、推したい作品が1冊でも多く売れれば良いと思うわけです。でも考えてみれば書店員ってこういう感覚で仕事できる環境なんだな〜と思わされます。

書店員の間口は広く誰でもなれる仕事。自ら発信できる仕事。

大変な面も勿論ありますが…

こういった作品に囲まれ

読んだ後に推したい!!と言ってPOPを書き

その作品が売れた時には

何ものにも変えることのできない瞬間が訪れるわけです。

私はそれに…書店員はそれに…

取り憑かれているのだと思います。

 

それではまた。