書店員のすヽめ 〜本屋のひとりごと〜

本の事や書店で働いてる時に感じた独り言、妄想を延々と語っていくブログです。個人の主観なので苦情は受け付けません。

『金のひつじ』あらすじ・感想|傷ついた心を癒してくれたマンガ|地方書店員の独り言

傷心中のかんたーです。

いつまでも落ち込んでいられないので気を取り直し…読み終えた作品のご紹介。

 

『金のひつじ』

f:id:pagliuca-yuma1205:20190808202630j:plain

講談社 アフタヌーンKC

あらすじ

「羊の塔の下に願い事を書いて埋めて7年7ヶ月掘り出されなかったら願いが叶うんだって」

ギターが趣味の女子高生三井倉 継は家の事情で、昔住んでいた田舎街で暮らすことに。小学生の頃、一緒にタイムカプセルを埋めた友達ー空、優心、朝里ーと無事再会。喜ぶ継だったが、不変と信じていた絆には、いつしか大きなヒビが入っていた…。

                講談社『金のひつじ』1巻参照 

f:id:pagliuca-yuma1205:20190808203629j:plain

 継が転校した後、親の不祥事で周りが離れていった優心。友達であったは助けてあげられずに優心が孤立していつからか不良になって、空を虐めることに。一方、はいつも明るく活発で周りの人気物になる。優心に片思いをしていた朝里は優心と継が仲良さげにしているところを目撃し、嫉妬してクラスの仲間外れにするようになり。

ある日継は、廃車の中で命を絶とうとした空を見つけ助け出す。2人居場所がなくなっていたこともあり東京へ。

 

感想

誰でも小さい頃の友達とボタンのかけ違いで心が離れていくことってありますよね。お互いがお互いを想う部分と、自分自身も守ろうとする心情が現れた作品です。

4人の心情を深く繊細に描いた作品で心にグッときます。

「いつからこうなったんだろう。なんであの時自分がこう出来なかったんだ!!」

こういう心情がある方には是非とも読んでいただきたい作品です。

全3巻で完結した作品です。一気読み出来ますので暑い夏に熱くなること必至!!

最後の方はセリフがない場面もありますが、そういった場面もグッドポイントです♫

こんな方にオススメ

  • 毎日に変化がなく心が渇いている人
  • 学生時代の交友関係を無くした人
  • 純粋に泣きたい人

ハッピーエンドではないのかも知れない。それでもより良い終わり方であります。

 

最後に

この作品の最終巻を発売日に買ってから読んでいませんでした。私自身が傷心中ということもあり読書をする気にもならなかった。

ただ傷心中だったからこそ積読棚から取り出し読んでみると、ちょっとだけ心が癒されました。最後の最後にちょっと物語と外れた読みきりがありました。そのお母さんは色々あり子供に迷惑をかけた。子供で亡くなった魂が神様のところへ行き、神様が「どうだった?」と聞く。その子供の魂は「お母さんの子供でよかった。」という。そしてまた、「どんな形でもお母さんのところへまた行きたい!」

ちょっと今の自分と重なる部分があって、渇ききっていた私の心がまた動き出そうとしています。

今読むべきだよ!って何かに突き動かされたのだと思います。そして50冊の積読がある中から選んだのがこの作品でした。母からの最後のメッセージだと思います。

なんてね♫

最終巻の発売日2019年4月23日。この時は多分色々あったけれど満たされていたのだと思います。だからすぐに読まなかったのかなと。

そして2019年8月8日。読み終えた私は今日からまた私は動き始めます。

f:id:pagliuca-yuma1205:20190808203451j:plain

 

それではまた。